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49:土山宿


2012.3.1    2012.12.8

鈴鹿峠から、ほぼ国道1号に沿って緩やかな下り坂を約6キロ、道の駅「あいの土山に到着しました。

先ず、土山宿の入口の反対側にある
田村神社へ向かいます。

鈴鹿の山賊を退治した
征夷大将軍・坂上田村麻呂が祀られています。

境内は、驚くほど広く、社殿も新しく立て直した感じです。よほど、金持ちの神社なんですね〜!



田村神社の反対側にある道の駅で、キツネうどんを食べて、一休みします。

でも、いったん座ると、今度は、膝が痛くて、直ぐには立ちあがれません・・・



道の駅の隣の店で、右下の写真の名物「
かに坂餅」を買います。

いかにも手作りといった感じの本物の竹の皮に包まれた、べっ甲色の手づくりの飴です。

甘くはなく、素朴な味のアメです。

水飴をゴザの上にたらし、コテで押して平たくして作るそうで、そう言われれば、
イ草の筋と香りがついていました!

土山(つちやま)宿は、住所でいうと、滋賀県甲賀(こうか)市土山町です。

そう、忍者で有名なあの”甲賀”です。

土山宿は、道の駅「あいの土山」の裏側の道から始まります。

家々に屋号が掛けられた連子格子(れんじこうし)の落ち着いた町並みです。

一里塚跡、旅籠跡、問屋場跡と続きます。








田村神社)


(道の駅「あいの土山」)



(かに坂 餅)











そして、土山本陣跡には、右の写真の様に、往時を偲ばせる立派な建物がありました。



宿場町の建物の中に、
森鴎外の祖父で、津和野藩亀井家の典医だった森白仙が、参勤交代に従って、江戸からの旅の途中、病のため息を引きとった下の写真の旅館・井筒屋跡がありました。

そして、森鴎外が、祖父が倒れた土山を訪ねて来たときに、宿泊した旅館が下の写真の旅館平野屋です。




右の一連の写真の
東海道伝馬館は、宿場や伝馬制度をテーマにした入場料無料の展示館です。

しかも、案内のおばさんが、
名産の土山茶をサービスしてくれます。

おばさんの話によると、この町の裕福な議員で、東京へ出る際に、この東海道伝馬館の建物を町に寄贈したそうです。

当主は、ごたぶんにもれず、都会へ出てしまわれて、と、土山宿を愛するおばさんは、寂しそうに話しました。

”これからどう行かれるんですか?”と、おばさんに聞かれ、膝が痛いけど、頑張って次の約11キロ先に水口宿まで歩かざるを得ない、という状況を説明します。

”確かに、関宿からJR貴生川(きぶかわ)駅までのバスは、一日に1本のみですが、この土山からなら、JR貴生川駅行きのバスが、1時間に1本ありますよ。”

”え〜っ!本当ですか!!”

”国道1号は、旧東海道に並行して走っているので、膝が痛いときは、いつでも国道1号に出てJR貴生川駅行きのバスにのれば良いですよ。

バスの時刻を調べてきますね。”

ラッキー!!

困った時は、やはり地元の人に相談してみるもんだ!

良かった!

膝痛を抱えて途方に暮れていましたが、助かった!

おばさんが、時刻表をメモした紙をくれました。

親切に心から感謝!

東海道伝馬館を出て、旧東海道を歩けるところまで歩くことにします。














↓「東海道伝馬館」↓












土山の東・生里野では、十数軒が軒を連ねて、土山名産の「お六櫛」を売っていたそうです。

”吹かば吹け 櫛を買いたに 秋の風 ”(鬼貫)

(鬼貫が、お六櫛屋でくしを買って、鈴鹿峠へ向かうときに詠んだ句です。)


旧東海道は、写真の様に、延々とカラーで舗装されていて、道を間違えることがありません。



土山宿の史跡で、車の二人ずれと何度も鉢合わせします!

土山宿を抜けてからも、行く先々の史跡で鉢合わせします。

車と抜きつ抜かれつ?の旅になりました。

こちらは徒歩、先方は車だから、長い距離を、抜きつ抜かれつ?
は、変ですよね。

話を聞いてみると、母親と息子で、仕事で、日本橋から京都までの東海道53次の写真を撮っているそうです。

土山の旧東海道は、歩いても歩いても、茶畑ばかりです。

頑張って歩き続けますが、膝が痛くて、もうこれ以上歩けません。

ついにギブアップです!

東海道伝馬館のおばさんに教わった通り、旧東海道が国道1号と交差するところに、JR貴生川駅行きの若王子前バス停がありました。

明日の朝、また、若王子前バス停からスタートすることにしてバスに乗ります。

バスに乗ると、乗客は、終点のJR貴生川駅まで私一人だけでした。


土山宿から水口宿まで約11キロです。

(但し、土山宿から若王子前バス停までは約6キロです。

 明日、残りの5キロを歩きます。)














(一里塚跡)




(垂水頓宮(たるみとんぐう)跡)













48-2:鈴鹿峠 へ

50-1:水口(水口城) へ
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